題名の通り、先の大戦までの日本人戦い方の特徴を論じた本だ。
「どう戦ってきたのか」を実例を示しつつ説明している。
戦い方を種別に分けて、それに応じて章立てにしている。章立ては下記の下記リンクで目次が見られるので、本書の内容も大体わかると思う。
その戦い方の原因や結果、対処法などを掘り下げて考察したものではほとんどない。分類と例示がお題な店には注意が要る。
本書で強調されるのは、「日本人は過去に学ばず、刹那的な戦いを繰り返している」ことだ。進歩性がないことを如術に感じさせている。
人事組織、人の使い方、リクルートも昇進のさせ方が下手。
現実を見ず、空虚な精神的な満足感を目指し、結果、目的達成できない。
いつまでたっても、漕ぐ足が空を切っているような。
同じ宿痾は、今も生きている。
民族は変わらない、とはこのことか。
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太平洋戦争史に学ぶ 日本人の戦い方 (集英社新書) 新書 〓 2023/4/17
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