表題の物理分野の知見について、平易に解説した本
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あの小難しい物理が、実際のところ、どんな意味があるのか、順を追って説明してくれる本なんて、そうはない。
本書は、一連のシリーズの最終巻、最新の非線形分野における知見について、数式などを使わずに、平易に説明してくれている。
とは言っても、やはり物理的な考え方に、ある程度は親しみがある人でなければ、おいそれとはわかり難いかもしれない。
しかし、物理とはいえ、なにがしかを表し、伝えるための方法論の一つ。絵を見るように、譜面を読むように、眺めてもいいはずだ。
そういった、とっかかりの手触りをつかむには、実にいい本だと思った。
若い人にこそ、読んで欲しい本なんだが。
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ソリトン,カオス,フラクタル―非線形の世界 (物理読本 (4))禺画像]
10年チョイ前の出版だが。もう絶版らしい。
岩波も、もうちょっと根性入れるか、古書を電子出版で復活させる位の甲斐性が欲しいな。
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