福島原発の事故のあと、現場に残された動物たちを描くルポルタージュ
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地震
津波
原発
人間が作った町が破壊され、人間が死んだり避難したりして、いなくなった後。その町に残された、ペットや家畜などの、動物たちの実情を報告したルポである。
家を守り、主を待ち続ける犬。
人を見ると逃げる猫。
近寄り、こびる猫。
厩舎で息絶える牛、馬。(餓死)
誰かに放してもらったのに、殺処分されて横たわる豚。
鶏とエサを分かち合う、犬。
つながれたまま、息絶える、犬。
高濃度の放射線に、さらされながら。
うち捨てられ、腐敗して、骨になるだけの、命。
正直、きつい。
何がきついって、その向こうに、同じような境遇の人間・・・死人たちを見ざるを得ないのだ。
著者は言う。
「放っておいたら、このまま無かったことにされてしまう。」
私たちは、何を背負ったのだろうか。
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のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録禺画像]
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